プライド
2010.12.20

とあるきっかけで、本を読みました。
「小説 日本婦道記」山本周五郎 著
江戸の名も無き女のひとたちの、
ささやかな日常の話。
教科書のように分かり易く無駄のない文章。
吹けば飛んでしまいそうな小さなエピソードたち。
でも、その中に
女のひとの誇り高い生き方がぎゅっと凝縮されていました。
ここに出てくる人たちはみんな
旦那さまや家、将来国を背負うべき子供たちに
頭を使い、体を張って、
心を尽くして仕え、支えること、
そのことに対してものすごいプライドを持っている。
国を作る男のひとたちを自分たちが支えている、
そのことへの、ちょっとたじろいでしまうほどの
決意と覚悟。
女って、こんなに強い生き物だったのかと、
読んでちょっと感電でもしたような気分になりました。

写真は渋谷のカフェ attic room にて。

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コメント
こんばんわ~
「日本婦道記」というのは知りませんでした。
でも男性が外で仕事をし、女性が家を守るという図式はもうすっかり
変わってきましたね。その逆の立場の人も多いですし、ただどのような
状況においても、おたがいの苦労を尊敬しあえるならなんの問題もな
いと思います。
新しい生活スタイルがどんどん入って来ても、基本的に大事なことは
何も変わらないですよね。
「日本婦道記」というのは知りませんでした。
でも男性が外で仕事をし、女性が家を守るという図式はもうすっかり
変わってきましたね。その逆の立場の人も多いですし、ただどのような
状況においても、おたがいの苦労を尊敬しあえるならなんの問題もな
いと思います。
新しい生活スタイルがどんどん入って来ても、基本的に大事なことは
何も変わらないですよね。
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まとめteみた.【プライド】
とあるきっかけで、本を読みました。「小説 日本婦道記」山本周五郎 著江戸の名も無き女のひとたちの、ささやかな日常の話。教科書のように分かり易く無駄のない文章。吹けば飛んでしまいそうな小さなエピソードたち。でも、その中に女のひとの誇り高い生き方がぎゅっと?...
おめでとうございます!
ほんとうにそうですね。
大事なことは変わらないです。
お互いの存在に感謝して、相手を支えている
自分に誇りを持つことじゃないかな…と思ってます。