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カメラ片手に着物でお出かけ。

古い建物と写真と着物が好きな地に足つかない主婦のブログ

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極私的美術展レポート-「U-Tsu-Wa/うつわ」展- 

2009.04.20

美術展に行ったのも久しぶりだ。

「U-Tsu-Wa/うつわ」展

1000円で出来る体験としては、かなり贅沢な部類に入ると思う。



pic_090416dr2乃木坂_001w


東京ミッドタウン内にある「21_21 design sight」。
竣工して話題になってからもう随分たつが、
入ったのはこれがはじめてだった。

建物は有名な建築家、安藤忠雄氏の設計によるもの。

中にはいると水を打ったように静かな空間。
光を受けたコンクリートのぬめり感のあるつやと、
窓から見える目に滲みるような緑との対比がとても美しい。

コンクリートの塊のような階段を下りて行くと
プロジェクターを前に何人かの客が静かに座り、映像を見ている。
(平日だったからか、客は少なかった)
その人達も展示物のひとつなのではないかと思えてくる程、みんな
じっと動かない。

きっと空間自体に人を黙らせる力があるのではないか。
あまり笑ったり、雑談したりしたくはならない。
心地よい緊張感。




その人たちの脇を抜けて、順路を示す矢印(「順路」なんて親切には
書いていないが)に導かれて細く暗い通路から展示会場に入ると、
不思議なかたちをしたたくさんの器たちが、大きな水盤の上に
不規則な配置で置かれていた。

青い器、レモンイエローの器、乳白色の器、漆黒の器、ピンクや
トルコブルーやいろいろな色の入った器。
その様はまるで、たくさんの惑星が弧を描いて廻る宇宙のようだ。

わたしはそれを立って眺めたり、しゃがんで眺めたりしては
いちいちため息をついた。
ああ、これを写真に撮っちゃいけないなんて…。

惑星のような器たちは、何のために生み出されたのだろうと考える。
あれにスープを入れて飲んだり、花を生けたりするのだろうか?
たとえ作家たちがそのつもりだったとしても、
わたしにはどうもあれを「使う」シーンは想像できない。
それほどにこの世のものではないかのような磁力が、
器ひとつひとつから発せられている気がして、少し気圧されて
会場を出た。
出てから現実の世界に戻るまで、いつもより少し時間がかかった
ような気がする。


pic_090416dr2乃木坂_002w




5/10(日)まで。
会場自体はコンパクトなので急いで見るとさらっと終わってしまう。
時間にゆとりを持って行くことを勧めたい。


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テーマ : 建造物 - ジャンル : 写真

タグ : 21_21 design sight 東京ミッドタウン うつわ 美術展

コメント

Re: タイトルなし 

はじめまして。
写真を始めると、近所の散歩が俄然楽しくなりますよね。
わたしも今、写真中心で毎日が回っています
(それはそれでどうなんだと思いますが)
以後よろしくお願いします。

 

はじめまして。
コミュニティーから、お邪魔をしました。
最近のブログを拝見させていただきましたが、六本木ヒルズの撮影禁止エリアでの日記は、楽しく読ませてもらいました。
以後、お邪魔させていただきますのでよろしくお願いします。

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スローライフ満喫中の妊婦。
来年3月の出産まで、もうちょっとだけ休憩。

ずっと使っていたGR digital2は
ちょっとお休み、
いまはiPhoneに夢中。

更新もコメントのお返しも、
いまはとてもゆっくりです。
気長に、のんびりつき合って下さると
うれしいです。

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