紅茶をどうぞ
2010.05.24

マンションの12階にある彼女の家は、
素朴で上品なイギリス式の小庭園のよう。
小さい花や木いちごの実が描かれた
やわらかな色のテーブルクロスやティーカップ。
1時間ごとにバッハの「平均律クラヴィーア」の旋律を
短く奏でる壁掛け時計。
そしてその空間は、
おっとりしていて転がる鈴のような声で話し、
昔からピアノやバイオリンが大好きで、
時々深みのあるブラームスを聴かせてくれた
彼女の雰囲気ほぼそのままだった。
高校時代の友人との同窓会。
それぞれに成長して大人になった旧友たちと
ほわんとした優しい時間を共有した1日。
ほんとに、まちがいなくまた会っておしゃべりしようね。
楽しくて写真を撮るのはわすれてしまった。
これは4月末に撮ったもの。
ちょっとだけ彼女のイメージにも重なるかな、と思って。

スポンサーサイト