つき が のぼる
2010.09.23
乾いた夕暮れ
2010.04.15
夢の国へ#3
2010.03.23
九品仏#1 -CAFE六丁目-
2010.03.02

夜、大きなお寺に隣接する住宅街の間を抜けて
雑誌に載っていたあの古道具店兼カフェバーへ。
夜道だからか、道がとても長く感じられて
なかなか怖い。

やっと着いた、と思ったものの
迎え入れてくれたスタッフの方はなんだかちょっと慌てていて、
こっちもつられてちょっと慌ただしい気持ちになった。
19時前という早めの時間だったこともあり、
客はわたししかいなかったのだが、
ほどなくして若い男女5人組がやってきた。
いつもはほかにどんな人がいたってそんなに気にならないが、
この日はなんだか自分が急に老けたような気分になった。
急いでキャベツと豚バラのせごはんをかき込み、
自分に勢いをつけたくてウイスキーのホットミルク割りを頼んだものの
この日はどうも体がお酒についていかなくて、
全部飲むのがけっこう大変だった。

楽しむ気まんまんだったんだけど、
何か無理に楽しもうとして失敗したみたいになってしまって、
ちょっとだけ残念な1日だった。
とはいえ、食事はおいしかったし
古い琥珀色のガラスの器を2個買えたのはとてもよかった。
今度行く時は土日のランチタイムに行ってみようと思う。
昼下がりくらいの時間帯のほうが似合う場所のような気がする。
CAFE六丁目

ダイヤモンド
2010.02.26

さっき、真央ちゃんの演技が終わった。
「オリンピックは夏のほうが好きなの」と言い訳しながら、
実は開会式から一切見ていなかった。
モーグルも、スノーボードも、
ジャンプもカーリングも。
高橋大輔の銅メダルも。
プレッシャーと闘う選手の姿を見るのが辛かった。
緊張がこっちに伝わってくるのが辛かったのだ。
ほかの人の闘いを傍から見ることからさえ逃げている。
そんな緩みきったわたしがいやになった。
それで、今日のフリーだけは見ようと思った。
真央ちゃんが滑り終えた時の悔しそうな顔は
どきっとするほどきれいだったし、
ようやく笑顔が出た時はこっちもすごく安心して、
嬉しくなった。
キム・ヨナは比類ないパフォーマンスだったが、
真央ちゃんも美しすぎるくらい美しかった。
明日はまた仕事。
ささやかな仕事ではあるけれど、
そこが今のわたしのステージだ。
今できる最大のパフォーマンスをしよう、と思う。
